かなり真面目な解説

キャラメル職人もたまには真面目な文章を書くことがございます。かなーり読みにくくなりますので、お時間がある方のみお付き合いいただければ幸いです。

今回の騒動「Patisserie301はELLE gourmetに(まだ)掲載されておりません。」につきまして、キャラメル職人がどのような意見を持っているのかよくわからないとのご指摘をPatisserie301の社長から受けました。お茶を濁して書いた文章ですので社長のご指摘ももっともです。

一見すると小さな問題におもえることも、その解釈が思いもよらない方向へ広がって大ケガにつながることがあります。そのため、時としてコトの大小にかかわらず問題をモンダイとしてしっかり見据えることが重要となります。

今回はこのような考え方が基となり、ブログやFacebookページを通じてご通知を差し上げた次第です。これからどこがPatisserie301にとって誤ったメッセージとして捉えてほしくなかったのかをご説明いたします。文頭のとおり長くなるかとは存じますが、ご辛抱いただければ幸いです。

とても優れた作風だからこそ

フォトジェニックという言葉がございます。わかりすい和訳ですと「写真映えする」といったところです。キレイな写真を撮りますと売上は上がります。また写真にストーリー性を加えると更にポジティブな反応を得ることができると言われています。

今回のPatisserie301のケーキとして誤認されてしまった写真では、バレンタインデーということで「チョコレートクリームを使ったイチゴのミルフィーユ」が紹介されておりました。

基本的にモノトーンで黒に近い色合いを重ねると、緊張感が出て印象深い画像になります。イチゴは赤いのでポイントとして利用しますと人の目を惹くことができます。このように、ほんの少しだけ注意を払うだけでもELLE gourmetで紹介された写真はフォトジェニックな手法をとりいれた丁寧な作品といえます。奥行きや小物も利用して空間を演出しており、バレンタインデーということで、チョコレートクリームを使用したのもストーリー性の追加しているとても優れた作風だと感じます。
ハッキリ申しますと、このような優れた写真をPatisserie301のものだと誤認されたことは「Patisserie301にとって光栄なこと」でもあります。

とはいえ、今回はELLE gourmetで紹介された写真がPatisserie301のものでないと周知させる必要がございました。

ロイヤリティ(loyalty)としての問題

Patisserie301は茨城県にあるお菓子教室 兼 洋菓子店です。地方の小規模店の経営においてITというものは必須のツールとなります。とはいえ、経営規模の問題も有り、全てを自前で用意するということはできません。

Patisserie301では予約管理サイトとして料理・パン・お菓子教室の総合情報サイト『クスパ』を利用しております。毎回宣伝するとおり大変良いサービスです。料理教室の先生、生徒さんともに無料で利用でき、熱心なスタッフさんが日夜一生懸命色々な企画を練ってくれます。

この度はクスパを代表するインスタグラマーとして認定していただきました。くわしくは「クスパ公認★インスタアンバサダーに選ばれました」をお読みください。

このような優秀な無料サイトを運営する上で、重要なのはコンテンツを提供するモノのロイヤリティです。Loyalty(著作権などを意味する"Royalty"とはスペルが異なります。)ロイヤリティは「忠誠」と訳されますので、かなり強い印象をうけるかもしれません。より実際に近く理解するのならば「協力姿勢」と呼ぶのが適切でしょうか。Patisserie301はクスパさんへの思いやりと厳しさをもって、一緒にお客様により良いものをご提供できるよう頑張っています。つまり一種の貢献をしていると思っているからこそ、クスパから得られる利益を遠慮なく享受できると我々は考えております。

今回はELLE gourmetというサービスをPatisserie301が利用しているとお客様に誤認されてしまいました。もちろんこちらも大変素晴らしいサービスであると存じております。その点Patisserie301がとても大きな利益を得たともいえます。ただ、ELLE gourmetさんへロイヤリティを示していない当店がそのような漁夫の利を得るようなことをしてはいけないという強い思いがPatisserie301にはあります。

茨城県気質というふうに言うのが適切かどうかはわかりませんが、ちょっと知名度が上がったからといって色々なところでトクを得ようというのは、今まで恩を受けた方に失礼ではないかと感じてしまうところがあるのです。

もちろん、今後一切、新しいサービスに加入しないということではございません。ドンドンと挑戦したいこともございます。ただ、今回につきましてはこのように協力してくれる方々への義理を果たしたいとも考えております。ご理解いただけますと幸いです。

まとめ

今回は、情報が交錯し易いSNSの特徴が色濃く出た事象だったのではないかと考えております。ネットの向こうには常に人間がいるということを強く感じさせる出来事とも言えます。今後共、出来る限り正確にPatisserie301について皆様にお知らせできるよう苦心していく所存です。



最近真面目に更新していますPatisserie 301 instagram。
https://www.instagram.com/patisserie301/

レッスンのご予約はお菓子教室の予約サイト『クスパ』をご利用ください。
https://cookingschool.jp/school/serendipity

パティスリー301のホームページもございます。
http://www.patisserie301.com/

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