どうして今までこの作り方にしなかったんだろうか?

毎年この季節になると栗の渋皮煮を仕込みます

栗の渋皮煮

パティスリー301は和栗の渋皮煮にとても力を入れております。

パティスリー301において「力を入れる」=「新しい理論を構築しより美味しいものを作る」

むやみやたらに手間を入れるほど材料はその良さを失っていきます。

徹底的に無駄を省きつつ、食べ物本来の味を引き立てるというのが理想です。


と、なりますと、当然のことながら毎年理論の再構築です。


ブラッシュアップといえば聞こえはいいのですが

勉強と挑戦と失敗の連続です。

どうして今までこの作り方にしなかったんだろうか?

今年はよりすっきりとした甘みの渋皮煮を作ることに力点をおいています。

とはいえ、作業時間をただいたずらに長くとったからといって美味しいものに変化するかといえば、その真逆の結果になります。

栗の性質に向き合って、そして自分たちができることは何かを真剣に考える静かな勝負です。

実はこの渋皮煮のレシピは毎年モンブランのレッスンでも教えております。

ですから

本来ですと

レシピの変更がない方が良いのです・・・せっかくレシピを習得した生徒さんにも申し訳ないと感じます。

しかし残念ながら、毎年、その前年よりも良い方法を発見してしまいます。

また、一部分を改善すると、前までは必須と思われていた作業が全く無駄になることもしばしばです。

それが「理論の再構築」の怖さでもあり、面白さでもあります。

ま、ごちゃごちゃ書きましたが

毎年大人気のモンブラン
今年の栗の渋皮煮は、前年とは異なる理論で作成したものとなります。

社長もキャラメル職人もたいへん気に入っております。

あとは、皆様に喜んでいただければ、こんな嬉しいことはございません。

次回の9月10日(日)開催のさくら坂メルカートでご提供予定ですので、お時間のある方は是非遊びにいらしてください。


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